ある日のまかない

65食目 
あまりもの なりきりインドカリー
2008/2/25

 息子がこの春、保育園を卒業する事になり、文集を作っているらしいのですが「好きな食べ物をカレーライスにした。」と報告がありました。
実は大人になってから知ったのですが、私の母はカレーが大嫌い。思い返せば子供の頃のカレー食卓出現回数は年1、2回程度。
 その影響なのか我が家でも2〜3ケ月に1回くらいしか、カレーライスが出現しておりません。
シェフは定期的に食べたくなるらしく、まかないで登場する事たびたび…すると、家で益々作らない。息子の好物なら、目指せ!月一カレーライス!
と、話しが脱線してますが、もはや国民食的な「カレー」が本日のまかない。
 「行った事ないけど、インドカリーっぽく作りたい!」というシェフの意気込みどおり、ナンじゃなくてパンだったけど、インドに行った事のない私達にはインドカリーっぽく感じられました。
 今日の具材はタイトルどおり、あまりものの寄せ集め。タラのフュメ(だし汁)がベースで、ムール貝の汁、カブ、えぞゆきのした、ホタテのミミ、サラダホウレン草の軸、玉ネギ、ジャガイモ、キャベツ、クリームチーズ、トマトペースト、アリサ、カレー粉、スパイス色々。そして仕上げにギー(インド料理にかかせないバター)ではなく、熱々の鴨脂にクミンとコリアンダーシードを入れた物で香り付けし完成。
 「今日のカレーは、そうとう辛いよ」という前評判を聞いて臨んだせいか、辛味は全然気にならなかった(単なるアマノジャク?)が、旨みが凄かった。
どれだけ凄いかというと、要君が「ホタテのヒモは噛んだら味がでて旨い。」と、後で考えると当たり前の事を思わず口走ってしまう程!
 最近使っている、野生のえのきだけをモデルに栽培した 「えぞゆきのした」を入れたことで自然のトロミがつき、それがシェフのイメージするインドカリーに近づいているそう。レモンを絞って入れると、より素材の味が引き立ち美味しかったです。ごちそうさまでした。


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